2年目になったのでそろそろロジカルシンキングを学んでみる

はじめに

自分はもう入社して2年目になりますが、未だにロジカルなものの考え方ができません。
上司からいつも「もっとロジカルに!」「シンプルに!」「なぜ!?」と詰められる日々です。
後輩も入ってきて、いい加減真剣に勉強しないとやばそうだったので頑張ってみます。

1. 演繹法

一般論やルールに、観察事項を適用して結果を導くもの。

(例)
ルール:月初の請求作業は時間がかかって忙しくなる
観察事項:請求作業は僕の担当だ
結論:僕は毎月、月初は忙しい

しかし、注意しなければいけないのが、「ルールに先入観が混じっている」場合や「前提が省略されている」場合です。

ルールに先入観が混じっている

ルール:ヤンキーは子供に変な名前をつける
観察事項:大田はヤンキーだ
結論:大田は子供に変な名前をつける

これは、「ヤンキーは子供に変な名前をつける」という先入観が含まれています。
ここでは"変な名前"というのがどういうものかは置いといて、この"変な名前"をつける人には
「ヤンキー」もいれば、「そうでない人」もいます。
そして、「ヤンキー」の中には"変な名前をつける人"と"変な名前を付けない人"がいますが
この場合、大田が「ヤンキー」の中の"変な名前をつける人"という部類に自動的に割り振ってしまっています。

これはジンクスとかにも当てはまります。

ルール:センター試験の日は雪がふる
観察事項:土曜日はセンター試験
結論:土曜日は雪がふる

こんな感じで、実際にセンター試験当日に雪が降ったのは全23回中5回ですが、
雪が降る度に報道などで過激に取り上げられるため「センター試験の日は雪が降る」という先入観のルールが出来上がってしまっています。

前提が省略されている

これは、当たり前のことを話すときなどによく起こることです。

(例)
僕は禿げている。だからモテない。

これを演繹法を使って正しく書いてみると・・

(ルール:ハゲている人はモテない)
観察事項:僕は禿げている
結論:僕はモテない

この場合、「ハゲはモテない」という尤もらしいルールを前提として話しているため
話し手はこの部分を省略してしまっています。

しかし、これを「ハゲはモテる」というロシアのような国の人が聞いた時は「???」となってしまいます。

しっかりと、前提として「日本では一般的に禿げている人はモテない傾向があり、自分はハゲているので日本ではモテない」と話してあげれば、「じゃあそのルールが違うロシアにおいでよ!」みたいな話になるかもしれません。

長くなってきたので続きはまた次回。